溝が擦り減ったタイヤは大変危険です。
スリップサインにご注意。
タイヤの溝深さの使用限度は〔残り溝1.6mm〕です。これを知らせる目印がスリップサインで、周上1ヶ所でも出たタイヤは、法律で使用が禁止させています。新品タイヤと磨耗したタイヤでは、同一スピード、同一ブレーキングポイントで車が止まる距離の差は大きく、車一台分以上ひらく場合があります。
タイヤの基礎知識
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タイヤサイズを確認しよう
タイヤサイズはタイヤの側面(サイドウォール)に表示されています。タイヤの側面にはメーカー名や商品(ブランド)名のほかにも様々な表示があります。
タイヤサイズは「205/65R15 94H」や、「235/45ZR17」のように表示されています。
タイヤをお選びいただく際には、愛車に装着されているタイヤのサイズをご確認ください。 -
タイヤの寸法とタイヤサイズ表示の見方
タイヤサイズ表示の仕方は、下記の通りです。
タイヤの寸法は、サイズ表示ごとにタイヤの製品規格によって定められている範囲の寸法になります。 -
断面幅について
断面幅とはタイヤの総幅から、タイヤの側面の模様・文字等を除いた幅です。
当カタログのタイヤ幅とは、断面幅を表します。尚、リムガードは含みません。
(補修用タイヤにおけるリムガードの断面高さは最大6mmです。) -
偏平率(シリーズ)について
偏平率とは、タイヤの幅(W)に対する高さ(H)の比率を表す数値です。また偏平率が同じタイヤの総称を「シリーズ」と言います。(例:65シリーズ)
※80表示について
82シリーズ商品の中で、タイヤのサイズ表示が80の表示となる場合があります。
(例:145SR12→145/80R12 74S) -
ロードインデックス(LI)について
LIは、規定の条件下で、タイヤに負荷することが許される最大の質量を表す指数です。
ロードインデックスの最大負荷能力は下表の通りです。 -
速度記号について
タイヤがそのロードインデックスにより示された質量を規定の条件で負荷された状態において走行可能な最高速度を記号によって表したものです。
最高速度とはタイヤが規定の条件下で走行することが許される最高の速度。※ZRは速度カテゴリーです。
スタッドレスタイヤの選び方
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ゴムの硬さチェック
スタッドレスタイヤは、ゴムのやわらかさが大切です。ゴムが硬くなると、溝が残っていてもスタッドレスタイヤの性能が低下します。
ミスタータイヤマンでは、お客様が安心してスタッドレスタイヤを使用していただけるように、お客様のお持ちのスタッドレスタイヤを点検しています。 -
残溝(プラットホームのチェック)
スタッドレスタイヤは、溝の深さが新品時の50%以下(プラットホームが露出する)になると氷雪路では危険。 冬用タイヤとしては使用できなくなります。溝が50%以上残っているかどうかを定期的に点検しましょう。プラットホームは、タイヤサイド部の4ヶ所(90度間隔)に表示された矢印()が示すトレッド(接地)面の溝内にあります。さっそく点検してみましょう。
「BLIZZAK」の新品時の溝の深さは、約10mm(タイヤサイズによって、溝の深さは多少異なります)。100円玉 の「1」からフチまでの長さは、ほぼ5mm。 ですから、絵のように100円玉を溝に差し込んで「1」の字が見えたら要注意です。
気をつけよう!こんなタイヤトラブルには
タイヤが減っているとこんな症状が起きてしまいます。
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ハイドロプレーニング現象
路面とタイヤの間にできた水膜の力で、タイヤの接地面が路面から浮き上がるのがハイドロプレーニング現象です。磨耗したタイヤでは水をはきだす力が低下し、この現象が起こりやすくなり、大変危険です。
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キズやヒビのチェックも忘れずに
キズ:小さなキズが大きなバーストを引き起こす可能性があります。
ヒビ:古く劣化いしてヒビ割れができてないかをチェック -
ホイール・タイヤの変形
ホイール・タイヤの変形の確認も大事な部分です。
変形したもので走行していると車に負荷がかかりますし、大事故に発展する可能性もあります。